２０１７年のハイライトでした、ＧＪ のマスターピース　ブローチ　＃９６ の復刻です。　ヘリテイジ・アイテムが稀に復刻されるのですが、まさかこちらの作品がとは、夢にも思っておりませんでした。　１９０８年のデザインで、アールヌゥヴォーらしい植物の優美な曲線、蕾や実のようなダングル、濃いめの燻しが、初期の ＧＪ デザインの教科書のようです。　今回 私の知る限り、６種類のお石の組み合わせが生産されたようで、日本では ブラックオニキス ＋ プラシオライト が発表され、ブルーカルセドニー ＋ カーネリアン も見かけましたが、こちらはデンマーク限定の ガーネット＋ ローズクォーツ です。　２個限定で生産されたということですが、お石の美しいほうを入手致しました。　ガーネットは深紅というのではなく落ち着いた渋い赤です。　ローズクォーツは内包物が皆無とは言えませんが、とても美しいお石です。　シルバー土台にはめ込んであるお石はダングルのお石よりピンクが濃く見え、まるで３種類の飾り石を使っているかのようです。　当時生産されたものは、ダングルのお石が長楕円のティアドロップ型でしたが、今回は丸みを帯びたドングリ型です。　ピンの構造も昔のものです。　１つだけ異なるのが上部にカンを２つ付けて、チェーンを通してペンダントとしても着けることができる点です。　チェーンのデザインも美しく、燻しが施してあり太目で、ブローチにマッチしております。　また、４．３ｃｍ ずつ ３ヶ所に短く留められるリングが付いております。